民主党の重鎮も弁護士

松野信夫さんが司法修習34期ですが同期に自民党の谷垣氏がいらっしゃいますが、谷垣氏の大学の同級生に民衆党のご意見番的存在の仙谷由人氏がいらっしゃいます。仙谷誌は司法修習23期なので、松野氏よりも弁護士としてもキャリアも長くまた民主党内でとても存在感のある政治家ですが、オシの強いところなどはいかにも「弁護士的」で松野さんや谷垣さんとはまったく異なるタイプの弁護士出身の政治家です。江田五月さんなどとおなじく時代背景が学生運動が盛んな時期なので、仙谷さんも学生運動をしていたようですが、学生運動で東大を退学になった江田さんとは違って弁当運びだったようですが・・。見た目的な感じでいえば、江田さんの方が仙谷さんよりもソフトに見えるので、意外な感じもします。

仙谷 由人

徳島県徳島市出身の仙谷 由人さんは昭和21年(1946年)1月15日生まれです。高校まで徳島県で育ち昭和39年(1964年)東大文Iに合格を機に上京しています。そして年齢は違えど同じ同期ということで谷垣さんがいます。仙谷さんも学生運動をしていて、全共闘の新左翼系の学生運動家です。日本共産党を脱党した安東仁兵衛などが指導していた構造改革派のフロントというセクトのシンパでした。

昭和41年(1966年)4月に法学部へ進学して、5年に在学中の昭和43年(1968年)に司法試験に合格しています。「東大安田講堂事件」の時には、安田講堂の中に仙谷さんはいませんでした。「弁当運び」として救援対策であったりお弁当の差し入れとして活躍しました。

弁護士から政界へ

司法修習23期を経て選んだ道は弁護士です。昭和46年(1971年)から弁護士として活動を始めました。弁護士時代に扱った案件には「労働組合事件」であったり日本教職員組合関連の案件を扱っていました。また「麹町中学校内申書事件」の原告人保坂展人の弁護人のひとりとしても務めています。また、ピース缶爆弾事件では18名が逮捕・起訴されましたが弁護人団長として全員の無罪を勝ち取った。仙石さんが所属していた弁護士事務所の部下には、現社民党党首の福島瑞穂さんもいます。弁護士として「最後の総会屋」と呼ばれた小川薫の弁護士も務めていました。小川薫さんは戦後の日本経済の裏面史のような人物です。

政界入りしたのは、平成2年(1990年)2月18日に行われた第39回衆議院議員総選挙です。このときに、仙谷さんは日本社会党からの公認で旧徳島県全県区から立候補して当選しました。衆議院議員として当選した後、社会党を現実的に政権を担える党へ脱皮させることを目指していたニューウェーブの会のメンバーとして活動していました。そして平成5年(1993年)の第40回衆議院議員総選挙の際は、残念ながら次点で落選しています。それから日本社会党から名称変更した社会民主党を離党して、四国市民ネットワーク代表を経て旧民主党に参加しています。

平成8年(1996年)に第41回衆議院議員総選挙で、新設された徳島1区から出馬して当選した、政界へ復活することになりました。それ以降は徳島1区で4回連続の当選となり、民主党政策調査会会長へ就任したりまた幹事長代理などになりました。平成16年(2004年)5月に、民主党代表に岡田克也さんが選出された際には党政調会長に就任した同時に、民主党次の内閣の「ネクスト官房長官」に就任しています。仙谷さんが所属したグループは、前原誠司さんのグループです。

第44回衆議院議員総選挙が平成17年(2005年)9月に行われましたが、民主党が大敗したため党代表の岡田さんは引責辞任しましたが、仙谷さんが所属する前原誠司さんが党代表に就任したこともあっって、次の内閣の「ネクスト厚生労働大臣」に就任ました。そして同年11月25日に民主党が設立した「公共政策プラットフォーム」の初代代表理事に就任しました。その後、堀江メール問題などもあり、その当時国会対策委員長だった野田佳彦さんが責任をとるかたちで辞任しますが、国対委員長に就任した渡部恒三さんの要請を受ける形で、幹事長代理を兼任することになりました。平成18年(2006年)9月第165回国会で衆議院決算行政監視委員会委員長に就任しています。

平成20年(2008年)9月に民主党代表選挙が行われましたが、代表選に出馬するべく強い意欲を表してはいましたが、代表選へ出馬することはありませんでした。

仙谷氏の主張

  • 民主党内で、前原グループの会長を務めています。鳩山由紀夫グループ・菅直人グループ・旧社会党系・旧民社党系などのグループから一定の距離を置きつつ、枝野幸男氏や前原氏といった中堅や若手議員の後見役的ポジションにいるため、一定の存在感を保っています。
  • 大連立騒動が2007年におきたとき、この大連立構想を持ってきた小沢一郎に対して、党内コミュニケーションの不足を面と向かって指摘して批判しました。反小沢の立場だといわれています。
  • 「七奉行の会」に所属しています。七奉行には、渡部恒三氏・岡田克也氏・前原誠司氏・枝野幸男氏・野田佳彦氏・玄葉光一郎氏・樽床伸二氏です。
  • 公明党を刺激する発言もしています。2007年に徳島駅前でのことですが、「公明党という中途半端ないんちきな政党がいるが、どこからか命令がくると3日間で5万票も動いてしまう。こんなでたらめな民主主義があるか?!」と演説しました。

大の官僚嫌い

  • 事務次官制度の廃止を提唱。
  • 全日本自治団体労働組合の国会議員団長を務めていますが、この団体は民主党の主要な支持団体のひとつです。